「近年になって求人広告の主流となりつつある求人検索エンジンが注目されているけど、理解が追いつかない!」と、お悩みの採用ご担当者の方に、検索エンジン型求人広告の仕組みを解説します!
求人検索エンジンとは?
求人検索エンジンとは、web上にある求人情報を自動的に収集して掲載するシステムのことで、GoogleやYahoo!といった検索エンジンと同様の仕組みを持つ「求人情報専用の検索エンジン」です。求人検索エンジンは、インターネット上にある求人情報を掲載している企業および求人サイトの情報も含め、ハローワークの案件も収集(クローリング)します。求職者であるユーザーは条件に対して、より多くの企業を探すことが容易になるのが特徴で、利便性が高いことから一気に需要が高まっています。
求人サイトとの違いは?
求人検索エンジンなので、求人原稿や応募情報を独自で保有していません。検索結果には、各サイトの求人ページがリンク先として表示されます。ここからは、検索エンジン型求人広告として、日本でサービス提供している代表的な4大サービスである、Indeed、キャリアジェット、スタンバイ、求人ボックスの特徴と強み・弱みを比較します。前編では、IndeedとCareerJETを見ていきましょう。
Indeed インディード (運営:(株)リクルート)
https://www.indeed.jp/
日本最大級の求人検索エンジンです。求人数、利用者数ともに圧倒的に多いです。世界50か国以上、28言語でのサービス提供をしています。リクルート社が米国発のこのサービスを2012年に買収したあと、日本で知名度も集客力も他サービスを凌駕する圧倒的な強さで成長しています。
強み
・テレビCMも実施しており、求職者への認知度も向上している
・企業掲載も利用者数も多いので、求人閲覧される機会が多い
・無料掲載できる
・代理店による広告掲載も、求人企業が直接の広告掲載も可能で、クリック課金の運用型なのでコスト管理がしやすい
・広告管理画面があり、成果をみながら広告運用ができる
弱み
・競合も多く掲載されるので、応募率を上げるための求人情報の編集の工夫と広告予算も考慮しておく必要がある
・無料掲載の場合は、情報が埋もれてしまうか、表示されないこともある
CareerJET キャリアジェット(運営:Careerjet Limited イギリス本社)
https://www.careerjet.jp/
世界90か国以上、28言語でサービスを展開している求人検索エンジン。日本版は2008年から開設されており、100万件以上の求人案件を掲載しています。日本に会社がないので、お問い合わせなどのやり取りをロンドンの担当者との対応が必要となります。
強み
・対応言語が豊富である
・日本にいながら世界の求人情報をひとつのサイトで収集できることから、グローバルな求人活動が効率的にできる
・Indeedよりも求人数が少ないので、競合が少ないことから、求人情報によっては投資効果が高い可能性もある
弱み
・無料掲載がなく有料広告のみである
・ロンドン本社との手続きとなるので、掲載までに手間と時間がかかる
・日本での知名度がまだ低い
・広告運用はできない
「検索エンジン型求人広告・4大サービスの特徴を比較!」後編では、スタンバイと求人ボックスについて解説します。