意外と大きな打撃は受けていません
もうかれこれ4年以上、複数の介護系の顧客を担当し続けているという安相さん。人対人という部分が大きな割合を占める介護業界は、コロナ禍ではさぞ大きな影響を受けているのではないかと思い、訊ねてみると…。
「私が担当しているお客様の多くは、国からの助成金などもあり、資金や経営の部分で大きな打撃を受けているという所は、実はほとんどありません。世の中からのニーズもなくならない業界ですし、簡単に潰してはいけない業界というのもありますし。」
ただ、提供サービスに対するニーズには変化が出ているそう。
「コロナ禍ではやはり不特定多数の人と接するような場面は避けられるので、一対一や少人数の接触で済む“訪問介護”“在宅介護”のニーズが、これまで以上に増えているようです。私の担当するお客様も各社、世の中や利用者様の変化に対応しながら、今だからこその強みを発揮できるよう、前向きに動いていますね。」
デジタル化も進んできています
そして、そんな介護業界の現場で起きている変化も話してくれました。
「人との触れ合いなど、アナログな部分を大事にしている介護の現場ですが、最近では都心部のお客様・施設を中心に、デジタルなものにも目を向けてきていると強く感じます。SNSで施設の情報を発信していたり、スタッフ同士の共有にタブレットを使っていたり、業務によってはマシンやロボットを導入している施設も出てきました。」
デジタルへの移行は、求人・採用の手法にも変化をもたらしています。
「介護業界の求人と言えば、求人誌や地域に根差した折込媒体がメインということが長い間続いてきました。もちろん現在もそれらは活用されていますが、最近では自社HP等のオウンドメディアとindeed等のネットの求人媒体を絡めるような採用手法に力を入れるお客様も出てきました。いかにネット検索で見つけてもらうか、というやり方ですね。実はこういったやり方は、私も3年前くらいから、ずっと提案させてもらっていたのですが…ここにきてやっと目を向けてもらえた、という感じですね(笑)。コロナ禍で求職者がこれまで以上にネットをよく見るようになった、ということも一因だとは思いますが。」
今後のトレンドを読み、粘り強く提案することで、数年スパンで結果が出ることもある。それがこの仕事の面白さだとも語ります。
施設利用者様の満足が求人のニーズに繋がる
「日頃から心がけているのは、“求人広告の営業”というだけの存在で終わらないよう、お客様と一緒に施設利用者様の満足についても考えるということです。利用者満足が高ければ集客にも繋がり、さらに利用者様が増えますよね。そうすると、人手が必要になり求人のニーズも発生する、ということにもなります。ですので、良い意味で自分の仕事や役割に制限を設けない気持ちでお客様に接しています。」
それは実際に、結果にも現れているそうで。
「まだまだ求人の延長ですが、先日はWeb面接の際に流す会社紹介の動画の制作をご依頼いただきました。弊社でも初めての事例でしたが、おかげさまでクライアントにも満足してもらえ、良い経験・実績にもなりました。今後はさらに求人の枠を超えて、集客の手法等も一緒に考えていけるようになれれば、と思っています。そして将来的には、集客・求人というくくりも関係なく、お客様の課題解決に対して、全てブレインズ・コミュニケーションで完結できるようになれば、面白いなと考えています。」
求人だけでなく、広い視野で業界の変化やニーズを捉え、顧客の課題解決に取り組む安相さん。人材のことだけでなく、何か困りごとがあれば相談してみてはいかがでしょうか?介護業界に関わらず、豊富な経験とノウハウできっと解決の糸口を見つけてくれるはずです。
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