10分でわかる!「Google for jobs」の仕組みと対策【前編】
日本の採用市場を変えると言われている「Google for jobs」の仕組みやメリットを10分でわかるようにお伝えする本シリーズ。前編では「Google for jobs」の詳しい仕組みを探ります。
アメリカで2017年6月にリリースされ、2018年には12カ国以上で展開、日本でも2019年1月に「Googleしごと検索」としてリリースされたGoogleの新機能です。情報を調べる際にキーワードを入れて検索するように、「事務職 正社員」といった求める仕事に関するキーワードで検索すると、求人情報が検索エンジン上に表示されるのが特徴です。
全世界のあらゆるウェブサイトを網羅しているGoogleのクローラー(情報を収集するプログラム)を活用して求人情報を読み込み、人工知能(AI)やディープラーニング技術を活用することで、ユーザーに最適な情報を提供しています。
インターネット上にはあらゆる求人情報が存在しています。求職者が、膨大な情報の中から求める条件やスキルにマッチした求人を探し出すのは非常に困難であり、求人する企業側も適切な人材に求人情報が届けられない、という背景がありました。
そこで登場したのがGoogle for Jobs。インターネット上に数多くバラバラに存在する求人情報を整理・提示し、求職者と人材を募集する企業、両者の課題を解決することを目的にリリースされました。
①新しい検索結果枠の表示
Google の検索窓に「渋谷 アルバイト」「事務職 パート」のように、仕事に類する検索ワードを入力すると、検索結果に求人情報が表示されます。
②求職者が求める企業情報の開示
アメリカで盛んな求職者による企業レビューは、Google for Jobsでも見ることが可能です。各レビューサイトのGoogleクローラーの情報の読み取り設定次第なので、表示されない可能性もありますが、求職者にとってはありがたい機能であるといえます。
③フィルター機能で欲しい情報だけを抽出
Google for Jobsの画面上部には、地域、投稿日、形態、企業の項目があり、求人者が重視する項目によって情報を絞り込むことが可能です。
④AIによる最適な情報提供が可能
AIやディープラーニング技術により検索の精度が日々上昇することで、求職者への最適な求人情報提供が可能です。
後編ではGoogle for Jobsのメリットや掲載の仕方をお伝えします。
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