10分でわかる!「Google for jobs」の仕組みと対策【後編】
日本の採用市場を変えると言われている「Google for jobs」の仕組みやメリットを10分でわかるようにお伝えしている本シリーズ。今回は具体的なメリットと求人情報を表示させる方法をお伝えします。
Googleでの検索の場合、上位に表示されなければユーザーに見てもらえないため、多くの企業や求人媒体はSEO対策を行っています。 しかしGoogle for jobsは、Googleのクローラー(情報を収集するプログラム)が読み取った情報を、検索ユーザーの検索意図に沿った順に、検索順位に影響しない上部の位置に表示するため、必ずしも一般的な検索上位にいる必要はありません。
Google for Jobsは、リスティング広告エリアと自然検索エリアの間に表示されます。Indeedが表示されるのは基本的に自然検索エリアのため、Google for JobsはIndeedよりも上部に表示されることで、多くのアクセスを集めやすくなります。
検索画面の左上に「距離、投稿日、形態、企業」などの項目があり、情報を絞り込むことができるため、アルバイトやパートなど求職者側は、自分の要望に応じた求人情報を効率よく探すことができます。
Google for Jobsは求人情報を集めて表示しているだけなので、求人情報の詳細を見る場合は、リンクしている企業サイトや求人媒体サイトにアクセスする必要があります。つまり、応募する機能自体がなく、応募者を管理する必要がないため、応募者管理画面はありません。Google for Jobsは「求人媒体」ではなく、「求人情報を見てもらうためのツール」と考えるとわかりやすいでしょう。
大手求人媒体などはGoogle for Jobsへの対応を済ませているため、こういった媒体を利用している採用担当者の方は心配ありませんが、自社サイトに入っている求人情報をGoogle for Jobsに掲載したい場合は、構造化データマークアップを行う必要があります。
これは、自社にウェブサイトを構築する知識のない企業の場合は対応が難しいため、実績のある制作会社などに依頼する方がよいでしょう。
「Google for jobs」の仕組みを詳しくお伝えしている前編はこちらから!
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