業界別「アルバイトの平均給与&時給」データ&トピックス (2)2019年1月確報
厚生労働省が実施している「毎月勤労統計調査」より、パート・アルバイト(パートタイム労働者)の給与・時給額に関するトピックスをご紹介します!
2019年1月の現金給与総額は、一般労働者が354,820円(前年同月比0.3%増)、パートタイム労働者が95 ,011円(同0.5%減)でした。パートタイム労働者の比率は31.81%と0.96ポイント上昇しています。前年に比べ、給与総額は全ての労働者の平均で0.6%マイナス。総実労働時間は2.6%のマイナスでした。
労働移動率データより、入職(新規就業・転職)と離職の状況を見てみましょう。パート労働者全体では、入職率2.51%、離職率2.79%。
入職率が高かったのは、
「情報通信業」(4.49%) 「電機・ガス業」(3.84%)「飲食サービス業等」(3.71%)、「生活関連サービス等」(3.25%)といった産業です。離職率が高かったのは、「情報通信業」(4.39%)「生活関連サービス等」(4.47%)、「飲食サービス業」(3.95%)、「学術研究等」(3.43%)でした。
離職者を補充するかたちで採用をする業種では、入職と離職がセットで高い数値となる傾向があるようです。
年末年始の需要が多い「販売系」の平均時給は減少しましたが、歓送迎会や卒業シーズンの繁忙に備えたい「飲食サービス系」の時給が上昇しました。地方では都市開発や新しい商業施設、観光施設の開業に伴い平均の時給がアップがみられます。
2月から3月にかけては学生の卒業、引っ越しニーズなどにより「運輸系」の需要が高まるため、業種による平均時給の変動が予想されます。