アルバイト採用・年末年始の求人はココがポイント
12月~1月は、クリスマス・お正月・冬休みなど、1年の締めくくりと新年を迎える多くのイベントが目白押しです。
消費者としては旅行や帰省など楽しい時期でもある年末年始ですが、採用担当者にとっては人手不足が深刻化するなか、パート・アルバイト確保の面で頭を悩ませる時期となります。
「年末年始における、パート・アルバイトの人材確保課題をどう乗り切ったらよいのか」とお悩みの雇用主や採用担当者の方に、年末年始のアルバイト採用のポイントとなる「求職者のニーズの傾向」「アルバイト募集採用の戦略」をご紹介します。
11月から年末年始に向けたアルバイト求人活動が集中する時期となり、採用競争も激化します。
それぞれのターゲットの求職者ニーズを理解しておき、しっかりした募集計画を準備しておくことが重要です。
【大学生・専門学校生の11月の求職ニーズ】
年末年始の繁忙期に稼ぎたいと考える短期アルバイトの求職ニーズが増えます。
【フリーターの11月の求職ニーズ】
年内で今の仕事に区切りをつけ、年明けから新たな仕事を始めたい層が動き出すのがこの時期です。
【主夫・主婦層の11月の求職ニーズ】
年末年始の出費に備え、短期アルバイトの求職ニーズが増えます。
また、保育園対策のための求職者の情報収集と求職ニーズが増えるのも特徴的です。
12月のアルバイト求職者数は、冬休みや帰省などにより11月よりも減少する傾向ですが、年明けからの長期勤務に向けて求職者の情報収集が始まります。
【大学生・専門学校生の12月の求職ニーズ】
12月20日前後から1月10日頃にかけての冬休み期間と、1月下旬~2月上旬のテスト期間のまとまった時間を活用して短期アルバイトの求職ニーズが増えます。
また、年末年始をアルバイトで過ごす学生も増えているようです。
【フリーター、主夫・主婦層の12月の求職ニーズ】
年末に稼ぎたい短期アルバイトのニーズと、年始からの長期アルバイト求職のニーズが増えます。
アルバイトの獲得競争が激しくなる年末年始においては、求人ニーズを理解したうえで、募集計画をしっかりと準備しておくことが重要になります。
まずは、募集するメインターゲットとエリアを明確にして、具体的な募集プランに落とし込むところから始めましょう。
その際に重要なのは、以下の3点です。(1)早期に募集に着手すること、(2)応募・採用状況により、時給など募集条件を変更していく柔軟性をもっておくこと、(3)募集・採用計画時より、求人広告代理店などパートナーのサポートを活用しておくこと
少子高齢化の日本ですが、総務省調査による労働力調査では、パート・アルバイト就業者数は一貫して増加しています。早期に採用計画を万全な状態にしておくことができれば、年末年始のこの時期でも応募者を増やせるはずです。どんな人材がほしいのかをあらためて明確にして、効果的な募集手段を選んでいただければと思います。