応募が少ない求人情報を改善する5つのポイント【原因究明編】
「求人広告を出してもパート・アルバイトの応募がこない」と、悩みを抱えている人事担当者に向けて、応募が来ない求人広告にありがちな特徴と、改善するための具体策を紹介します。
見直すべきポイントを紹介する【原因究明編】と、応募者を増やす具体的な改善策を紹介する【改善実施編】に分けてチェックしてみましょう。今回は、【原因究明編】として、5つのポイントをお伝えします。
求人媒体は、ここ10年で多様化が進んでおり、従来のメディアにも変化が生じています。以前は主流だったハローワークやフリーペーパーなどの紙媒体は、近年では求職者の行動の変化に対応してWebにシフトしてきています。
さらにWebの求人媒体においても、期間契約の一般的な求人広告だけでなく、検索エンジン型媒体や成果報酬モデルなど多様なサービスが続々と参入しています。そのようななか、自社のアルバイト求人ターゲットに適切な求人媒体を選択できていないために、応募が少ないという結果になっている恐れもあります。
パート・アルバイトの求人情報のなかには、情報量が不足している原稿がまだまだ多く見受けられます。人材不足といわれる昨今、仕事のイメージがつきにくい求人情報には求職者にも興味を示さないため、応募につながらないリスクがあります。
企業側が自由に記載できる求人媒体では、働き方や職場の雰囲気などニーズが高い情報が記載されていないものも多く存在します。以前に比べて、求職者の情報を見る目が厳しくなっているので、必要な条件を具体的に掲載する必要があります。
掲載ノウハウについては、アルバイト求人広告「仕事内容」「給与」「条件」を魅力的に書く方法【前編】【後編】でご紹介していますので、参考にしてみてください。
アルバイト求職者は手っ取り早く、良い条件で求職活動を進めたいと考えています。そのためには、多くの求人情報の中から、アルバイト求職者にいち早く目を留めてもらうことが必要です。
自社の求人情報を読んでもらうためには、全体やキャッチタイトルを拾い読みの段階で興味をもってもらわなかればなりません。応募が少ない原因として、そもそも求人情報が読まれていない恐れもあるからです。多くの求人情報から注目されるよう、競合他社の求人票とも比較し、自社の特徴が明確に伝わる原稿に改善していきましょう。下記のチェックポイントに照らし合わせて見直してみてください。
・競合他社と比較して、求職者が必要とする魅力的な条件が提示されていますか?
・競合他社と比較して、仕事内容をイメージできる記載になっていますか?
・競合他社と比較して、読まれる工夫がされていますか?
魅力的な求人票にするための欠かせないポイントとして、写真画像やキャッチコピーは非常に重要です。多くの求人広告の中で目立たせるのにも有効です。自社の求人に応募がこないのは、お店の雰囲気やスタッフの様子がわかる写真が掲載されていないことが原因かもしれません。
さらにインターネット求人媒体では動画が掲載されている求人票も増えてきているのが最近の傾向です。また、最初に目をとめてもらうのに重要なタイトルや見出しに活用するキャッチコピーが弱いと、求職者に求人情報の存在を知ってもらえない恐れもあります。アルバイトを探している人が重視する魅力的な言葉を選んでタイトルに活用する必要があります。
求人募集は、広告を出すタイミングも重要です。応募者が集まらないのは、求職者がアルバイトを探す時期に募集していないことが原因となっているケースも少なくありません。業種により求職者の動きが活発になる時期が異なるので、募集したい業種・職種によって計画的に出稿時期を決める必要があります。求人広告代理店のアドバイスを参考にするとよいでしょう。
応募が来ない求人広告にありがちな5つの要因をご紹介してきました。まずは、自社の求人情報に問題点があるか、見直してみることをおすすめします。次回の【改善実施編】では、応募者を増やす方法をお伝えします。
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