忙しい人事担当者は必見!採用業務を効率化・自動化する3つの方法【後編】
多忙な人事担当者の採用業務における現状・問題点と業務効率化・自動化する必要性について、活発化するHR Tech(HRテック)の動向・背景に触れながら【前編】でご紹介してきました。
【後編】では、採用業務の効率化・自動化を実現する3つの方法について具体的にご紹介していきます。企業規模に関わらず、そして正規雇用、高校生や大学生のパート・アルバイトなどの非正規雇用対象でも活用できるものです。
3つの方法とは、①応募者対応のコミュニケーション自動化・効率化、②採用管理システムの活用(採用プロセスの自動化)、③採用代行(RPO)サービスの活用、となります。
人事の採用業務とは、採用計画に始まり、求人広告媒体への求人票の作成・公開、応募受付、選考工程の管理(応募受付、書類選考、面談)、内定と内定者フォロー、そして効果検証、の一連の工程をマネジメントすることです。
多くの企業が抱える最大の課題は、採用管理の工数の増大でしょう。雇用流動化が激しくなり、人材不足が叫ばれ、優秀者な人材の確保は人事採用担当者の至上命題となっていることも重要なポイントです。
これらの業務のうち、まず自動化・効率化できる定型業務が、応募者対応や社内の定型的コミュニケーション業務、になります。「採用管理システム」を活用することで、以下のような業務を自動化・効率化できるのです。
・求人広告媒体への募集要項の公開や更新の連絡 ・求人広告代理店への募集の依頼、選考のフィードバック ・応募者への応募受付、面接の日程連絡、選考結果通知 ・社内での面接日程調整、応募者情報の共有 など
定型的コミュニケーションを自動化・効率化させることで、応募者対応のスピードがUPします。コミュニケーションの改善は、採用効果を向上させるためにも重要な要素になります。
採用業務効率化を実現する採用管理システムとして、ATS (Applicant Tracking System)の活用は、定型的コミュニケーションの自動化・効率化のみならず、採用の状況を自動で可視化し一元管理する狙いもあります。
採用業務に特化して開発されたシステムのため、採用を進めていく中でさまざまな業務を自動化できます。新卒採用向け、中途採用向け、アルバイト向け、SNS活用のリファラル採用特化したものなどもあり、クラウド型のシステムであれば月額数万円からの利用が可能です。
採用業務そのものを外部委託・アウトソーシングしてしまうという考え方として、採用代行サービス(RPO:Recruitment Process Outsourcing)の活用もあります。企業に代わって採用管理業務を請け負う人材サービスで、組織課題に対応してフレキシブルに業務を切り出すことができます。
採用の経験豊富なプロのチームによって運用されるので、採用効率が上がり、そのノウハウを活用できるメリットがあります。自社の人事担当者は、採用管理以外の業務に注力し、結果的にコスト削減にもつながる場合もあります。
採用業務の自動化・効率化の3つの方法についてお伝えしてきました。ぜひ、自社の採用業務改善の参考にしていただき、戦略的な業務に注力できる時間を創出してください。
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