求人・採用のスペシャリスト集団!株式会社ブレインズ・コミュニケーションの営業担当に得意分野を聞いてみた。【第2回/医院・クリニック編】
株式会社ブレインズ・コミュニケーションの各営業社員とその得意分野にフォーカスするシリーズの第2回目。今回は、医院・クリニック業界を得意とする、渡辺明子さんをご紹介します。
求人・採用に携わり十数年のキャリアを持つ彼女の視点から見た、医院・クリニックの現在、そして今後とは…?
クリニックの開業支援を行う企業との取り引きをきっかけに、現在では既存・新規開業に関わらず約90の医院・クリニックの求人・採用に携わっているという渡辺さん。
「クリニックで採用する職種の代表とも言える看護師は、離職率も高く、流動的で、業界としては常に人手不足だと言われています。看護師の有効求人倍率を見ると、2019年1月は約3倍だったのが、2020年10月には1.9倍になっていて、一見人手不足が改善されているように見えますが、求人掲載数はそれほど変わっていないので、問題が解決しているとは言い難いですね。」
コロナ禍の様々な理由で一時的に数字に変化が出ているものの、業界全体の根本的な課題は変わっていないと分析します。
「ただ、コロナ禍のここ一年程は給与額や待遇で求人の反響・効果が大きく左右される傾向が顕著になっています。実際、ボーナスは減額や不支給もあるものの、給与自体は全体的に増額傾向にあります。」
そういった業界や世の中の動き、変化を察知して、それを踏まえた上での提案やアドバイスも行い、少しでもクライアントの課題も解決していきたい。そう話してくれました。
「例えば、新規開業であれば一緒に医院を作ってくれる熱意のある方に、既存の医院であれば今ある環境に順応できる方に、それぞれ来てもらえることをポイントに採用の手伝いを行っています。もちろん、クリニックの状況や院長先生の考え方もそれぞれ違うので、そこも加味しながらになりますが。」
そんな中で、「仕事も人間関係も上手に構築できる良い人が採用できた!」「熱意ある人が採用できて無事開業できた!」など、採用成功に対するクライアントからの感謝の言葉が何より嬉しいと言う渡辺さん。
逆に、これは困ったという事例を訊ねてみると…。
「看護師が全員辞めてしまった。と、相談をいただいた時はちょっとびっくりしましたね。ただ、やはりそうなるには理由があると思っていて…。そのクリニックさんに限ったことではありませんが、人間関係、任せる仕事の内容、休み、残業、給与など、人が辞めてしまう背景には何かしらネガティブな要素があるのは確かです。クライアントに離職が発生した際は、改めて現状や体制を一緒に見つめ直し、再度『どんな人に来てほしいか』も一緒に考えていくようにしています。」
そして今後さらに重要になってくるのが、人材の「定着」だと考えているそうです。
「特にこんなご時世なので、採用・雇用する側も『辞めさせないための努力』をすることが、より一層必要になってきていると感じています。人材は宝です。雇用する側もされる側も対等な立場で話し合える環境が必要不可欠だと思いますし、クライアントができるだけそうなっていけるようなアドバイスを行っています。」
医院・クリニック業界も他の業界と同様に、今後も雇用の多様化や各々に合わせた働き方の導入が進んでいくと予想する渡辺さん。
「最近ではコロナ禍の影響もあり、子育てや定年で医療・看護の現場から離職していた方の『復職支援』の強化が加速しています。それに伴い、パート職員を増員したり、時短正社員制度を導入したり、という現場もさらに増えてくるのではと思っています。それぞれのライフスタイルやライフステージに合わせた働き方ができる場所が増え、これまで様々な理由で就業の継続や就業そのものが難しかった方も活躍できるようになるでしょう。」
そして、それらを踏まえた上での採用活動も支援していければ、と言います。
最後に、個人として今後取り組みたいことを聞いてみました。
「一方通行でない情報発信・共有ですね。これまでもコミュニケーションは大切にしてきましたが、院長先生などクリニックの採用を担当する方はメインの業務を抱えながらで、とても多忙な方が多く…。こちらからの一方通行な発信が多くなってしまっている場面もまだまだ多いので、できるだけ双方向なやりとりを増やせるよう、働きかけていきたいです。」
そして、求人・採用の仕事もまさしく医師と同じように「問診」が大事なのだと、続けます。
「それこそお医者さんと一緒で、話を聞かないことには、相手が今どんな状況で、どんな課題があるかわかりませんからね。対面でのコミュニケーションが制限されている状況ではありますが、クライアントの医院にはメールや電話などでこまめに連絡を取るようにしています。その上で、業界の動きや、採用に関する小ネタなど、日々医師としての業務で忙しい先生方には情報提供も行っています。そういったことの積み重ねが、私自身がクライアントの状況の変化に気づくきっかけになったり、相互理解にもなったり、クリニックごとに適切なアドバイスができる状況にも繋がっていきますから。」
そして最終的には、人材を必要とする医院・クリニック、仕事を必要としている人材、双方が幸せになれるよう手伝いをしていければ、と語っていました。
業界の現状や変化を常に意識し、コミュニケーションを大切にしながら各医院・クリニックごとの課題も抽出。その時その時で最適な情報提供やアドバイス、提案を行う渡辺さん。今回は医院・クリニックに関するお話しを中心に伺いしましたが、豊富なキャリアに裏打ちされた知識で、幅広い業界の採用支援も行っていますので、少しでも気になった方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。
それでは、シリーズ第3回目もお楽しみに!
【株式会社ブレインズ・コミュニケーションが気になった方はコチラもチェック!】Tags:|おすすめ記事|人事|人材定着|仕事内容|仕事選び|働き方改革|労働条件|募集|原稿|広告|採用|条件|求人広告|給与|表記|調査|