営業マネージャーが語る”求人広告代理店だからできること”① 「最適なメディアと広告を提案できるのが、われわれの強みです」
「求人広告代理店」と聞いて、まずは何を思い浮かべるでしょうか。正社員やアルバイトの募集広告を依頼したことがある人事担当者なら、「広告屋さん」「よく電話をかけてくる方々」「情報誌の枠やWebサイトの求人情報を売る人」などと答える方が多いでしょう。
以前は、「採用=求人情報誌・求人サイト」が当たり前でしたが、近年は求職者の検討プロセスの多様化が進み、従来の手法だけでは求める人材の確保が難しくなってきています。そんな流れを受けて、求人広告代理店が担う役割も、大きく変わりつつあります。
「お客様の採用や組織運営を改善するのがミッション。求人広告は、そのなかのひとつの手段です」。ブレインズ・コミュニケーションHR事業部の安相達郎さんに、これからの採用のあり方と代理店の立ち位置、自社の強みなどについて語ってもらいました。
「昔の求人広告営業は、情報誌の枠をひたすら売ったり、特定の求人サイトのみを案内していた時代もありました。しかし今は、採用難の企業が急激に増えており、求職者へのアプローチも多様になっています。求人サービス企業の営業担当と広告代理店の最大の違いは、ニーズに適したプランを提供できるかどうか。自社のサービスしか案内しない営業に対して、採用のターゲット・ボリューム・質を考慮しながらさまざまな商材を提案できるのがわれわれの強みのひとつです」。
ブレインズ・コミュニケーションの特徴を聞くと、「総合的・本質的な提案ができることと、柔軟性ですね」と語る安相さん。「求人広告の採用単価・応募単価を改善したい」「若年層を集めたい」「定着率をUPしたい」「メインターゲットを低コストで獲得できるプランを提案してほしい」など、お客様の要望は多岐に渡っており、単一の広告で解決できないものが増えている実感があるそうです。
「飲食業界、介護業界、派遣業界のお客様は、特に悩んでいます。システム売り、媒体売りの営業では、期待に応えられないのは間違いありません。弊社は10種類以上の求人サービスを常時取り扱っており、Indeedに強いパートナーや採用サイトの設計・構築ができる制作会社とも連携しています。昔ながらの求人屋さんとは違うトータルな提案を、お客様に評価していただいています」。最初に共有するのは、採用課題と組織課題。ゴールイメージと、そこに至るまでの道筋を明確にすることが、採用を成功するための必須ポイントだそうです。
多くの企業の悩みを聞いて、安相さんが思うのは「求人広告で成功体験がある企業ほど、自社が抱えている採用課題を整理できていない」ということ。「求職者の目を惹く広告を出せば母集団形成ができて、採用数が増えるとシンプルに考えている人事担当者が多いのですが、広告表現のみでできることは限られます」。
採用ターゲットの明確化ができていない、過去に実施した広告の振り返りができていない、応募者に対する連絡や面接など採用に至るまでのプロセスを検証できていないなど、広告の内容以外の課題も整理しなければ、誤った方向に舵を切ってしまう可能性があります。
「お客様と一緒に課題を共有し、打ち手のひとつとして広告改善を推進するのが私たちのスタンスです。予算に応じた媒体選定や管理はもちろんですが、システムやフローの見直しまで手掛けることもあります」
安相さんの話を聞くと、求人広告代理店は今や「代理業」ではなく、採用のトータルアドバイザーなのだとあらためて実感します。「そうはいっても、人事担当者が面倒くさいとおっしゃることを代行することもあるんですけどね。すべては採用の成功のためです」。お客様へのサービスの質と成果にこだわり、いいにくいこともストレートに伝えるようにしているとのこと。
「採用がうまくいかないとお困りの人事の方は、何でもご相談ください。一般的な求人情報サービスの広告だけでなく、Indeedなど検索エンジン型の広告導入や、採用管理システムの活用法、面接の質問項目の改善など、さまざまなご要望に対応いたします」。安相さんに聞く「求人広告代理店ができること」、シリーズ第2回は「どんなニーズにどう対応しているのか」を、話せる限り具体的に紹介してもらいます。
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