「優秀なアルバイト大学生をもっと増やしたい!」。将来の社員登用としても確保したいと考える採用担当の方にも、マイナビが発表した大学生のアルバイト意識に関する最新調査結果をご紹介します。貴重な戦力となってもらいたい大学生のニーズを把握し、求人広告の効果アップをめざしましょう!
(マイナビ「大学生のアルバイト実態調査」2019年4月公表より)
大学生のアルバイトの目的や就労実態
約9割の学生が定期的なアルバイトをしており、女性は「趣味・交際費」、男性は「自分の生活」を主な目的としていました。一方で、学生生活とアルバイトとのバランスについては「学生生活寄り」が43.3%を占め、アルバイトよりも学生生活を重視していることが窺えます。希望するアルバイト先への通勤時間は、「自宅から30分以内」に次いで、「自宅から15分以内」が高い結果ですが、「特に希望はない」とする割合も8.9%でした。
アルバイト探しで重視する条件
アルバイト探しで重視する条件は、大学1年生から4年生全体で「シフト・時間の融通がきくこと」(54.3%)、「自宅から近いこと」(50.9%)、「人間関係がよい職場であること」(49.9%)と、お金よりも自分のライフパターンに合うこと、人間関係の良い職場を求めていることがわかります。
就職活動との関係は?
大学生のおよそ3人に1人が、就活を意識したアルバイト探しをしていました。学年別では大学2年生が就活への意識が最も高く(40.3%)、既に就活を終えている人が多い4年生は「意識していない」が76.7%となっています。就活意識者はアルバイトを通じて「社会人マナー」を得ること(60.7%)を主な目的としており、次いで「シフトについての理解がある」(30.7%)、「人脈が広がる」(27.3%)と続きます。
「就職先候補にしたいと思えるアルバイト先があったか」という質問では「就職先候補にしたいアルバイト先はない」が84.7%となりました。「あった」と回答した人の中では、就職先としてもよいアルバイト先として重視されるのは、「仕事内容」(8.0%)、「職場の雰囲気」(6.3%)、「職場の上司・先輩の印象・対応」(5.6%)と、職場環境に紐づくものが上位でした。
長期継続に繋がる要素は?
長期継続の最重要ポイントは「シフト・時間の融通がきく」(53.6%)、「人間関係がよい職場である」(49.6%)、「自分にとって行きやすい街にある」(38.0%)、「仲間と楽しく仕事ができる」(33.3%)、「自分が好きな事を仕事にできる」(28.0%)となりました。一方、「単純作業」は辞めたいと思わせる要因でした。(25.2%)。
大学生のアルバイトのモチベーションとは
モチベーションの原動力は「感謝の言葉」(52.2%)、「自分の成長を感じたとき」(30.3%)、「仕事の成果を褒められたとき」(22.7%)と続きます。
理想の上司像は、当てはまるものは「指示が的確」(64.6%)と高く、最も当てはまるものは「いつでも相談できる雰囲気がある/親しみやすい」(32.2%)が高くなっています。長く働き続けてもらうためには、仕事・職場に対するロイヤリティの向上が重要です。