離職率改善は、求人と採用から! 人材を定着させる募集&導入プラン【求人広告編】
「学生や主婦、フリーターをアルバイトで採用しても、すぐに辞めてしまう」…そんな悩みを持つ店長や管理職は少なくないでしょう。辞める際に、最大の理由をヒアリングできているでしょうか。「家庭の事情」「学校が忙しくなった」など、仕事以外の理由が多い会社は要注意。彼らと人間関係を構築できていない、あるいは職場に対する不信感が強いなどの状況があり、引き留められにくい理由を選んでいる可能性があります。
早期退職が多い企業の多くは、「求人広告や面接で受けた印象と、実際の仕事や職場の雰囲気にギャップがある」ことが多いのです。アルバイトのスタッフにしてみれば、「思っていたのと違う」「聞いてなかったことが多い」というわけです。ギャップは、どこで発生するのでしょうか。最初のポイントは「求人広告」です。
応募が来ないのではないかと焦り、どんな人でも歓迎しているような求人になっていませんか?デスクワークをこなすのが得意な人には不向きな接客の仕事や、コミュニケーション力を磨きたい人にその機会を提供できない単純作業など、それぞれの仕事には一定の向き・不向きがあります。個人の適性や志向と仕事のタイプにズレが生じると、「こんなはずじゃなかった」というネガティブな気持ちが芽生えがちです。
仕事の内容、どんな人に向いているか(またはどんな人が活躍しているか)をより詳細に記載することで、早期のモチベーション低下を予防することができます。
そもそも、「働いてくれるなら、誰でもOK」に見えたほうが応募が増えると考えていませんか?実際は、「あなたのような人に来てほしい」とターゲットを明確にしたほうが、読み手の印象に残るものです。
「初めての方でも安心」といった慣用表現がありますが、「研修が充実している」「マニュアルでチェックできる」など、未経験からでもスムーズにこなせるようになる理由が書かれていれば、求職者の理解と安心感を高めることができるでしょう。
「配属先によって業務内容が変わるため、具体的に書きづらい」「文章では誤解を与えてしまいそう」といったケースもあると思われます。その場合は、面接できちんと伝えるようにしましょう。企業・職場・仕事についての理解をできるだけ高めたうえで出社初日を迎えられれば、不信感や不安を拭えずに職場を去るスタッフの数を減らせるはずです。
実際に辞める理由として多く挙がっているのは、「人間関係」「シフトのボリュームやルール」「残業」「仕事の難しさ、体力的な厳しさ」です。これらについても、働いているスタッフの年齢層や雰囲気を伝えたり、シフト例を掲載するなどでフォローできるほうがベターです。離職率改善ノウハウの第2回は、「面接・導入編」をお届けします。
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